ファストファッションにおいて、デザイナーを最大限生かすことは非常に重要です。
なぜなら、ファストファッションは商品のサイクルが速く、常に新しい商品を店頭に並べなくてはなりません。
ファストファッションのシューウインドウに飾られる商品は、大体週に2回は新しい商品と交換するといわれています。
ファストファッションのデザイナーは、大量生産を目的とした商品をデザインしなくてはなりません。
そのため、デザイナーの中にはファストファッションで働くことを嫌う方も多く、ネームバリューを損なうと考えている方もいます。
では、どのような方がファストファッションのデザイナーとして働いているのでしょうか。
ファストファッションではしばしば、デザイナーに対してデザイン能力はもちろんのこと、定番商品を作れる判断力を求められます。
そのため、ファストファッション企業によっては、デザインの専門学校を卒業しているよりも、ショップでの販売経験、実務経験を重視しているところもあります。
現在ショップ店員として働いており、ファストファッションのデザイナーになりたいと考えている方は、とりあえず企業の中途採用に応募してみることをおすすめします。
大量のデザイナーを抱えているファストファッション企業なら、意外とスムーズに採用されるかもしれません。
ファストファッション企業によってデザイナーの数は異なります。
ファストファッションの有名企業であるユニクロなどは、ベーシックスタイルが基本ですので、デザイナーの数はあまり多くありません、
一方、H&Mなど、トレンド・デザイン性を重視するファストファッション企業では、数百人のデザイナーが存在しています。
このようなファストファッションブランドでは、まさに数の勝負というところがあります。
ファストファッションのデザイナーを志す方は、自分の目指す方針と企業のスタイルが合致するかどうか、よく考えることが大切です。