スーツ生地は、特に市販品であれば、見た目の色柄や軽く試着した時のフィット感だけで選んじゃうものなんですよね。
まあ量販店などで売られているリーズナブルなスーツであれば、さほどスーツ生地に拘る必要はなく、その手の選び方でも十分だろうとは思います。
というより、その手の選び方しかないと言っても過言ではないでしょう。
何せ、どれもこれも同じスーツ生地で大量生産し、ズラリと並べているだけなんですからね。
後はもう好みの色と、自分に合ったサイズを決めればOKという実に単純明快な世界。
スーツ生地がどうのこうのとか、選び方がどうの河野なんていう拘りを持ってはいけないというのが暗黙のうちのルールなのであります。
特に若いサラリーマンなら、それでも十分だろうと思います。
けれど、やはりある程度の年齢になり、ある程度の貫禄も出て来れば、それなりにスーツ生地に拘った選び方というのも是非していただきたいものです。
つまり、良いか悪いかは別にして、自分のライフスタイルやビジネススタイルに合ったスーツ生地重視の選び方が、自らの動きを大きく左右するという事なんですね。
ようするに、スーツ生地の特徴を知り、常に快適に、そして、常に綺麗に着こなせるものをという選び方をする事がポイントなんですよね。
スーツ生地の選び方のポイントはいくつかありますが、その中でも是非重きを置きたいのが「Super表示」と呼ばれる数字交じりの表記です。
その数字部分には、100とか150という数字が書かれていて、実はこれが使用されている糸の太さを示しているんですね。
それもそのはずで、量販店などで売られているスーツの多くは、このSuper表示による選び方など出来ないのが実態なんですねぇ。
というのも、そうした安価なスーツ生地は大抵、40から60辺りの太さの糸で作られていて、80以下の場合は、Super表示をしなくてもいい事になっているからです。
つまり、Super表示のあるスーツはそこそこ良質な糸で作られている可能性が高いという事で、この表記の有る無しだけをチェックする容易な選び方もありはありなんですよ。
ただ、たったそれだけという単純なスーツ生地の選び方もねぇ。
やはり一度、関連のブログやサイトでスーツ生地の選び方のポイントを調べてみられるといいのではないでしょうか。