馬蹄型の小銭入れ

小銭入れといえば、ファスナーで開け閉めする布や皮性、あるいはビニール製を思い浮かべる方が多いのではないかと思います。
今の若い人たちはきっと馬蹄型の小銭入れなんて余り御存じないかも知れませんね。
あれはあれで車の中などではすごく重宝でしたが、いつしか私の周辺からはその姿を消してしまったような気がします。
今でもデパートのファッション雑貨の売り場に行けば売られている事は売られていますが、薄い小銭入れに比べれば、品数は淋しいものです。
確かに、馬蹄型の小銭入れは嵩張りますし、それだけで外出しようと思うと、いくつも持ち歩かなければなりません。
一つで全種類のコインが沢山入って、ポケットやカバンに収納出来る布やビニールの小銭入れはとても便利ですよね。
でもね、今皆さんがお持ちの小銭入れはあくまでも小銭入れ、本当に小銭入れという名前が似合うのはやっぱり馬蹄型だと私は思います。
100円玉には100円玉用の、10円玉には10円玉用の馬蹄型の小銭入れを車に並べていた時代が少々懐かしいですね。
勿論今は、そんな事をしたら大変、たちまち車上荒らし君たちの絶好のターゲットとなりますからね。
馬蹄型の小銭入れを車のセンターコンソールにみんなが当たり前のように置いていた時代、それは平和な日本を象徴していた時代だったんでしょうね。
それに今はETCの普及やガソリンカードの普及で、車内で小銭を出し入れする事もめっきり減りました。
やはり車から降りた時に小銭を持ち歩ける薄型の小銭入れの方が好都合と言えば好都合ですよね。

小銭入れに関する質問を年頃のある娘さんからされて、そんな昔懐かしい馬蹄型をふと思い出しました。
小銭入れならいつでもポケットの中に入れていられるから、一人娘の自分が嫁いでも淋しくないだろうというのが彼女と息子のアイデアだったようですよ。
まあ、いい話ですが、中高年のおやじ族の好む小銭入れがよく判らなくて、私に相談して来たようです。
しかし、私は特別ダンディーなオヤジではありませんし、今の中高年にどんなファッション小物が人気なのかなど、全く想像も出来ません。

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