ブラックダイヤモンドはどんなに高価なものでも鑑別書がなく、価値は低いとおっしゃる方が時よりいらっしゃいます。
でも、腐ってもダイヤモンドですからね、もし本当に本物であれば、決して価値が低いという事はありませんし、鑑別書を作ってもらう事も可能でしょう。
そもそも、鑑別書というのは宝石や貴金属が本物である事を証明するもので、鑑定書はダイヤモンドの価値を証明するもの。
つまり、ブラックダイヤモンドは立派な宝石な訳ですから、鑑別してもらい、その証明書を作ってもらう事は十分可能だという事ですね。
それは、鑑別は容易に出来るが、鑑定は容易には出来ないというブラックダイヤモンドの特性によるデメリットだと考えた方がいいでしょうね。
ブラックダイヤモンドに限らず、例え本物でも、最初から鑑定書の付いていない宝石や貴金属は沢山あります。
何故なら、ブラックダイヤモンドの鑑別書は所謂おまけみたいなもので、好意やサービスで付けてくれるお店が大半なのは確かなんですよ。
そういうショップでブラックダイヤモンドのアクセサリーを買えば、当然最初から付帯しては来ません。
ですから、どうしても鑑別書が欲しい場合は、購入時に確認する事が大事なんです。
ただ、ブラックダイヤモンドは、類似のブラックスピリットやマルカジットである場合もあるので、あえて鑑定書を付けていないショップがないとは言えないでしょう。
なので、もし不安なら、購入店ではなく、最寄りの宝石店や鑑別専門の業者に見てもらうというのも一つの手ですね。
ブラックダイヤモンドは、元々石が黒いため、色の鮮やかさや透明度を評価する事は難しいですからね、鑑定書は作れないんですよ。
でも、鑑定書はダイヤモンドの4Cを証明するもので、鑑別書は単にその宝石が本物か偽物かを決めるものですから、問題なく存在します。
それに、鑑定書は勿論、鑑別書もなかったのに、すごくいい値段で売れたという話も聞いた事がありますから、必ずしも価値が低いとは言えないでしょう。