パールネックレスはやっぱり花珠じゃなくっちゃ〜なんていう話を時々聞くんだけど、そういう拘りって、本当に必要なのでしょうか。
確かに、花珠真珠は最高級の真珠で、その価値と美しさは私も認めますよ。
なのに、何故みんな花珠に必要以上に拘るのか、それが今一分からないんですよね。
中には、ダイヤモンドのネックレスより花珠のパールネックレスの方が価値が高いと言う人までいて、日本人の宝石に対する考え方に感心させられちゃうのであります。
でも、やっぱりいい物はいいという事で、国内では根強い人気を誇る花珠使用のパールネックレスなんですよね。
パールネックレスの中でも、本当に花珠使用であれば、100パーセント鑑定書付きでしょう。
ですので、私たち素人が取り敢えず花珠真珠かどうかを見分けるには、まず鑑定書があるかどうかを確認するのが最も手っ取り早い方法です。
ただし、花珠真珠のパールネックレスに与えられる鑑定書、あれは全て民間の企業が独自に判定し、発行しているものなんですねぇ。
しかも、昔から真珠の価値は目視で決められていて、こんなにも文明が進化した現代でも、その習わしだけはそのまま残されています。
従って、同じパールネックレスであっても、花珠使用だと認めるかどうかは、ある意味、鑑定士の目に掛かっている部分は大きいでしょう。
そもそも花珠自体、明確な基準があるものではなく、取り敢えず傷がなく、見るからに美しい真珠の事を生産者たちがそう呼んでいただけの話なんです。
パールネックレスは使われる真珠によってその価値が変わり、価格が決まって来ます。
そして、その最高峰だと言われているのが、希少価値の高い花珠真珠使用のネックレスや指輪。
何故なら、元々ネックレスやブレスレットなどに使用される真珠には必ず傷があるというか、傷がなければならないんです。
そして、その傷の部分から穴を空けて繋いで行くのがパールネックレスの作り方ですから、無傷の花珠真珠ではそれが出来ないんですよね。